2023琉球大学受験記録

2023琉球大学受験生の母です

琉球大学、周りはどんな感じ?

 引っ越しの話の前に、ちょっと補足を。

 まず、沖縄に住むというと、治安が気になる方がいるかもしれませんので(私の母がそうでした)、大学の周りについて。県外にいると、大きなニュースでしか情報が入ってきませんし、旅行で那覇に行った事がある人がいても、西原町に行ったことがある人はほぼいないでしょう。

 はっきり言って、琉球大学の周りには娯楽施設?の様な所はほぼありません。もちろん、スーパー等の日常に必要なお店は揃っています。ですので、わざわざ周りから大学周辺に遊びに来るような人はいないという印象です。引っ越しの時は、夜も早く静かになるなと思いました。

 次に、飛行機の音について。よくテレビ等で飛行機の音がうるさい、と見ますが、確かに飛行機やヘリコプター?の音がしています。昨晩子どもに確認したところ、授業が止まるほどの音ではないとのことでした。最初は県外から来た子たちはビックリしていたらしいですが、今は慣れていると言っていました。

 ちなみに、クラスメートは「変わった子はいるけど、嫌な感じの子はいない」そうです。

最初に食べた学食での写真だと思います。学食があるので、親としては安心。

合格発表!

 試験が終わったら、後はじっと待つのみです。我が家の場合は、

小論文→難しかったので、共通テストでは判定ギリギリだったことから、むしろチャンスあり!? 

面接→高校の先生から圧迫面接の練習ばかりをされていたため、本番は大学の先生が優しく頷きながら聞いてくださり、思っていた事が全部言えた!!と満足

という状態でした。とにかくドキドキしながら発表を待ちました。

 そうしてやって来た3月8日15時。早めに仕事から帰り、15時過ぎにどう…?と聞くと、全くサイトに繋がらないとの返事。私大はこんな事無かったのに、と言いながら5分、10分、30分…と時間が過ぎ、1時間以上経ってからやっと自分の受験番号を見つける事ができました。大学のホームページを改めて見ると、「15時頃」だと赤字で書いてありますね。

 合格はしたけれども遠い沖縄…予定に全く無かった一人暮らし…。一瞬どうかと思いましたが、残念ながら私立大学の結果も今一つだったので、よし、琉球大学に行くぞ!とすぐに決定しました。

昨晩、受験関係の書類をゴソゴソ見ていたら、この紙を見つけました。もし受験生やご家族が読んでくれていたら、皆さんのお手元にも届きますように。

 無事に合格はした物の、これからが大変です。1ヶ月もしない間に引っ越しをしないといけません。この引っ越しもなかなか大変でした! 

寮について

 寮についてもう少し。

 寮に住むとこんな特典?もあります、の紹介を。私はこれはかなりいい!と思っているのですが、下記の物品がもらえます。

寮の掲示板の写真を撮ってもらいました。

 住んでいる寮によって、多少違いがありますが、気が付くと無くなっている+買いに行くとかさばるトイレットペーパーとゴミ袋がどの寮でも貰えます。蛍光灯が貰えるのも助かります。子どもは「トイレットペーパーが硬い」とぶつぶつ言っていますが、自分で別の物を買ったりはしていない様なので、ありがたく貰っているんだと思います。

寮の申込をお忘れなく!

 琉球大学に行くなら寮に住もうかなと思っている方は、申込の締切が前期試験日よりも前なので、忘れずに申込をしてくださいね。我が家は①経済面②全く知り合いもいないので、周りが全員琉大生なら安心かも という理由で、最初から寮一択でした。ここからは寮について書いてみたいと思います。

①寮に申し込んでも入れない場合はある?

これは見学に行った時に、事務室の方にお尋ねしました。希望する寮を1〜5まで書いていれば、まず大丈夫でしょうとのお返事でした。実際に見てみると、新棟や新混住型棟はかなり埋まっていましたが、それ以外は余裕がある様に見えました。

②寮の良くないところは?

子どもに聞いてみると、買い物が遠いそうです。歩いて10分ぐらいの所に、サンエーV21がねこ食品館というスーパーがあるのですが、夏は暑く、この10分が辛い様です。空き地?の中を通って、同じくらいの時間でユニオン中城店にも行っているそうです。後は、洗濯機や乾燥機が混んでいると、好きな時に使えないのが困ると言っていました。

③どの寮がいい?

見学の時に、全部の寮を見せていただいたのですが、率直な感想としては、意外に綺麗でした。女子寮だったからかもしれませんが…。トイレやシャワー、キッチンはあった方がいいに決まっている!と思うかもしれませんが、そうすると、周りの人に接する機会はほとんど無い様です。一方、共同でキッチンを使う寮だと、周りの人たちと一緒に食べたり、お休みの日に先輩の車でお買い物に行ったりと、他の人と関わる度合いはぐっと増える様です。どちらが良いかは人それぞれでしょう。また、新棟を希望していたのに、トイレ・シャワーの無い寮になって、4月にとても住めない…と言っていたけれど、今でも住み続けている女の子がいれば、引っ越したいとアルバイトを頑張っている男の子もいるそうです。部屋の周りの環境の当たり外れもあるかもしれません。

琉球アジア文化学科の面接日について

 人文社会学琉球アジア文化学科を受ける方へ、聞いた事を書いておきますね。2023年情報なので、参考までに…。

 ①「面接日等は後日連絡します」と受験の申込時に書かれているのですが、連絡があるのは「面接は1日目の小論文の後に全員にします」のみで時間は分からなかった。

 ②小論文が終わった後で面接時間の用紙が配られる。ちなみに、約70人出願して、下記の様な感じだったそう。

 部屋1 ①受験番号1〜3②4〜6③7〜9…

 部屋2 ①受験番号31〜33②34〜36③37〜39…

宿泊や飛行機の都合もあるので早く知りたい所ですが、当日受験に来ない人もちらほらいる様なので、直前の連絡になるのかもしれません。

北中城村の中村家住宅。ガイドさんに楽しく案内してもらいました。

 

いよいよ受験日!

 いよいよ受験当日がやってきました。前日より少し気温は下がって19℃。風が吹いていましたが、薄い上着で十分でした。私たちは早起きをして朝食を食べ、バス停へと向かいました。

 昨日の失敗を踏まえてかなり早めのバスにし、また早めにバス停に行ったので、ほとんど人はいませんでした。そしてバスを待っていると…どんどんタクシーがやって来ました。迎車もいましたが、ほとんどがお客さんを探すタクシーでした。こんなにタクシーがいるのならモノレールで行けたのでは、と思いながらバスを待ちました。

 時間より少し遅れてやって来たバスは、座席は既に満席でした。私たちの後ろにはかなりの人が並んでいたので、安里のバス停で運転席の横まで人が立ち、ぎゅうぎゅう詰めになりました。

 そうしてバスに揺られ大学に到着。昨日とルートは違いますが、建物の確認をしていたおかげで迷わず会場に到着できました。じゃあ頑張れと子どもに言い、ホテルに戻りました。

北食堂近くの木。330号線付近でも同じ木を見かけました。

 そうして試験が終わった頃に合流し、後は戻るだけとなったのですが、飛行機の時間を遅くし過ぎていたので、少し時間を潰した後は、空港で何時間も座り、ひたすら飛行機の時間を待ちました。こうしてようやく家に戻り、琉球大学受験が終わりました。

琉球大学に到着

 てだこ浦西駅に着いた私たちは、ちょうど駅にいたタクシーに乗り、琉球大学に向かいました。学生寮の見学の約束時間が近づいていたので、学寮事務室を目指したのですが、学寮事務室ってどこ?と子どもに聞いても「地図に載っていないから分からない」との返事。多分大学本部棟にでもあるだろうということで、タクシーを降りました。そこで尋ねると、学生寮の中にある事が分かったので歩いて移動しましたが、とにかく暑く、汗びっしょりになりました。

昨日2023年度の入学者選抜要項を見ると、裏表紙をめくったところにある地図に載っていました…。

 寮に着くと、担当の方が見学に連れて行ってくださいました。明日受験で何も決まっていないのに、全ての寮を丁寧に見せていただき、私たちはすっかりウキウキした気分になりました。

 その後受験する学部を見に行き、ホテルへと向かいました。ホテルでは「頑張ってくださいね」とお守りをいただき、廊下には「本日は受験生の方が多く泊まられているのでお静かにお願いします」と書かれた張り紙がありました。

 それから、最後まで悩んだ受験当日の大学への移動手段を、予定通りバスでと決めたので、バス停の場所を確認に行きました。すでに夜にだったので、楽しみにしていたホテルの近くの沖縄そば屋さんに行ったのですが、昼のみの営業で真っ暗…。幸い近くに大きなスーパーがあったので、その日の夕食、翌朝の朝食(出発が早くホテルの朝食を食べられないため)、子どもの昼食を買い、何とか夕食を食べ、沖縄での1日目は終わりました。